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伝える力 [子育て]

療育によって徐々に言葉を覚えつつあるパンナですが、伝えようとする意思が弱いためか、なかなか思い通りに行きません。

一つは無茶苦茶早口なこと。指差ししながら「これほな」。「これ欲しいな」です。物をもらったら「はいど」(ありがとう)。いつも接している我々はなんとか分かりますが、他の人が聞いてもまったく何を言っているか分からないと思います。
特に切羽詰ってくるとまったく何を言っているか意味不明です。「ゆっくり言って」という呼びかけで我に返らせ、ようやく分かる言葉を話せるようになります。

もう一つは、自分語を作ること。うれしいときや怒ったときにその気持ちを表す言葉が分からないので自分語を使います。時には歌のワンフレーズだったり、知っている単語の組み合わせだったり。はちゃめちゃでまったく分からないので態度で気持ちを察するしかありません。

通常であれば、周りがどんな時に何を言っているか観察し、それを発し、違っていたら修正し、ということを繰り返しながら言葉を習得していきます。今の時代、コンピュータでも自己学習しながら言葉を覚えていくことが可能です。

やっぱり使ってこそだと思うのですが、パンナにとって言葉は自分の要求を伝えるものでしかなく、また独りよがりで相手に分かって貰おうという気が希薄なため、なかなか上達できません。

少し話は違うかもしれませんが、新聞や雑誌などの広告で、聞くだけで英語が口からついて出てきた、みたいなのを見ます。一度も使わないで聞いているだけで話せるようになるというのはあり得るのでしょうか。やはり言葉は使ってこそでしょう。

療育によってスキルは伸ばせているものの、気持ちを引き出すということに関しては良い方法が分かりません。勉強をやる気が無い子の学力が伸びないのと同じで、限界が見えてしまいます。
何年かけてもと思ってやっていますが、途方も無く時間がかかりそうです。
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