SSブログ

開始 [子育て]

覚悟はしていたものの、パンナに障害があるかもしれないと告げられたとき、我々夫婦は真っ暗闇の大海原に投げ出されたような気分になりました。GPSも羅針盤無しには目的地に辿り着けないのと同様に、何の情報も得ずにそのままにしても良い結果は得られないと考えました。
まず情報収集を行おうということで、手分けをして情報を集めることにしました。手分けとは言っても、パンママが8に対して私パンフは2くらいでしたが。もしかしたらそれよりも偏っていたかもしれません。

私は毎晩会社から帰ると、インターネットを使って自閉症に関係のある記事を片っ端から読むことにしました。まずは自閉症の症状について、続いてその原因について、そして治療法について調べました。膨大な量の情報になじみの無い用語。大学でも心理学の授業などを受けたことの無いパンフにとっては未知の世界で非常に苦労しました。

またサイトによって言っていることは様々で、何を信じれば良いのかわかりません。今となってはどれが自分たちにとって役に立ちそうか、あたりはつくようになりましたが、暫くは見分けることができず、非常に非効率でした。特に、こうすれば治るという記事を見つけると、そこに惹かれてしまい、そのサイトに長居をすることがしばしばでした。

いろいろ読んでいくうちに、少なくとも現時点では決定的な治療方法は見つかっていないということが分かってきました。子の完治を願う親としては認めたくないことですが、冷静に考えると当然だと思えるようになっていきました。
本当に治る(例えば半分の確率でも、或いは20%くらいの確率でも)方法があれば、それが専門家の間で知られていないというのはありえないですもんね。

専門は異なるのですが、外科医をやっている友人に言わせると、ネットの情報は話半分でとどめておくくらいで十分なのだそうです。ネット上には、読み手にとってあまりにも都合の良い記事が多いようです。




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:育児

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

そして今コミュニケーション ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。