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おっさん脳 [子育て]

前回、周りの出来事が自然と入っていかないことについて述べました。

赤ちゃんは五感をフルに働かせて物事を吸収していきます。例えば、新しい言葉を覚えるとき、当然初めて聞くその言葉を知るはずがありません。しかし、その言葉がいつも同じケースで使われることに気づくなどし、その言葉にはこういう意味があるのではと徐々に理解していくのだと思います。

一方、大人はというと、論理的に理解しようとします。例えば、英語を勉強するとき、未知の単語"destiny"に出会ったとします。当然、日本語の意味を知りたくなります。そして、日本語の意味とこの単語を繋げて、初めて言葉を理解した気になります。逆に言うと、自分の知っている言葉に変換して理解するまでは、その意味をなかなか覚えられません。"Identity"のように日本語に同じ意味を持つ単語が無い場合、いつになっても覚えられないのが良い例だと思います。

私はこれを「おっさんの学習法」と呼んでいます。私自信典型ですが、中高年男性は、自分の経験に執着しすぎるあまり、新しいものを覚えるのが苦手です。女性は男性に比べて社交性や好奇心がずっと高い(人が多い)ため、男性のほうがこの傾向がより強い気がします。ただ、このおっさんの学習法は悪いことばかりではありません。有名なゴルフコーチの坂田信弘氏は、大人のほうが言葉で理解できる分呑み込みが早い、と言っています。

パンナはこの世に生を受けて2年足らずですが、更に女の子ですが、この「おっさんの学習法」で物事を習得していくようなのです。困るのは論理的に考える力も経験も決定的に不足しているということです。

頑固だし、融通が利かないので大変ですが、覚えられないわけではないみたいなのです。例えば物の名前の暗記はとっても得意です。我々は彼女にあった方法で学習させればよいと考えました。そこで使用したのが絵カードを使った学習です。
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